9年目の3月11日

あの日から、9年という月日が流れました。

いまだに癒えることのない心に負った大きな傷を抱きしめて
 精一杯、歯を食いしばっている方々が沢山いらっしゃいます。
9年という時間が経っても、仮設住宅で暮らすことを余儀なくされている
かたもいらっしゃいます。

「時間が経って写真や映像は見ることが出来るようになったけれど
 水が街を押し流していく音火災や様々なものの匂いは生々しく
記憶にこびりついています」
という話を聞きました。

そして 、こうも仰っていました。

 「困難を越えていくことは
 あの日の出来事を忘れ去ることではなく
 しっかりと、心に刻んで
大切な人たちの笑顔を、心に抱きしめて
明日への道を、一歩づつ歩いていくこと」
 

私たちも、心に刻んで東北に寄り添い一歩づつ歩きたいと思います。