あの日から、9年という月日が流れました。
いまだに癒えることのない心に負った大きな傷を抱きしめて
精一杯、歯を食いしばっている方々が沢山いらっしゃいます。
9年という時間が経っても、仮設住宅で暮らすことを余儀なくされている
かたもいらっしゃいます。
「時間が経って写真や映像は見ることが出来るようになったけれど
水が街を押し流していく音火災や様々なものの匂いは生々しく
記憶にこびりついています」
という話を聞きました。
そして 、こうも仰っていました。
「困難を越えていくことは
あの日の出来事を忘れ去ることではなく
しっかりと、心に刻んで
大切な人たちの笑顔を、心に抱きしめて
明日への道を、一歩づつ歩いていくこと」
私たちも、心に刻んで東北に寄り添い一歩づつ歩きたいと思います。